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パシフィックリム料理ってどんなもの?

「環太平洋料理」と訳されるパシフィックリム・クジーヌ、いったいどういう料理なの?

エ・コモ・マイ E komo mai(ハワイ語で「ようこそ、いらっしゃい」)、ハワイナビです。
今日はハワイでよく耳にするパシフィックリム料理について、おさらいしてみましょう。
ハワイのトップシェフ、アラン・ウォン監修のレストラン「パイナップル・ルーム」でいただけるパシフィック・リム・クジーヌ。

ハワイのトップシェフ、アラン・ウォン監修のレストラン「パイナップル・ルーム」でいただけるパシフィック・リム・クジーヌ。

ハワイで栽培されているジャパニーズ・エッグプラント(日本ナス)。

ハワイで栽培されているジャパニーズ・エッグプラント(日本ナス)。

パシフィックリム Pacific Rim とは、環太平洋地域や諸国、太平洋周辺の地域・海域のこと。そのため、パシフィックリム料理というと、環太平洋料理と訳されます。だけど、環太平洋料理ではいったいどんなお料理なのか、ちょっとイメージがつかみにくいですよね。
ホテルのレストランなどでよくお目にかかるアヒ(まぐろ)のサラダ。パシフィックリムの定番メニュー。

ホテルのレストランなどでよくお目にかかるアヒ(まぐろ)のサラダ。パシフィックリムの定番メニュー。

ひらたくいうと、基本は西洋料理のコンセプトで、材料はなるべく地元ハワイ産の新鮮な食材を使い、太平洋周辺アジア各国のテイスト(たとえば日本の味噌やしょう油、わさびなど)を取り入れた、ハワイの料理業界のニューウェーブ、といったところでしょうか。ニューウェーブといっても、パシフィックリム料理の発祥は1980年代後半。すでにニューウェーブといわれる時期は過ぎているかもしれません。

パシフィックリム・クジーヌを代表する3人のシェフ

ハワイカイ・タウンセンターの一角にある「ロイズ・レストラン」本店。

ハワイカイ・タウンセンターの一角にある「ロイズ・レストラン」本店。

パシフィックリム料理を生み出したのは六本木の「ロイズ東京バー&グリル」でもお馴染みのロイ・ヤマグチといわれています。もっとも彼自身は自分の料理のことを、コンテンポラリー・ユーロアジアン料理(現代的な、ヨーロッパとアジアの融合料理)あるいは、ハワイアン・フュージョン料理と呼んでいるようですが。
アメリカを代表する有名シェフの1人、ロイ・ヤマグチのルーツはなんと横浜。

アメリカを代表する有名シェフの1人、ロイ・ヤマグチのルーツはなんと横浜。

ロイ・ヤマグチは名前からわかるように日系アメリカ人。父親はマウイ島出身のローカル・ジャパニーズ(ハワイの日系を地元では「ジャパニーズ・アメリカン」とは呼ばず、こう呼びます)。母親は沖縄出身の日本人。高校までを横浜で過ごし、子供の頃は両親とともに、マウイ島でレストランと雑貨店を経営する祖父母を訪ねるのが楽しみだったとか。
ロイ・ヤマグチの著書「Roy's FEASTS from HAWAII」に出てくるジャパニーズスタイルのシーフード料理。

ロイ・ヤマグチの著書「Roy's FEASTS from HAWAII」に出てくるジャパニーズスタイルのシーフード料理。

彼の料理への興味と才能が表に出たのは、なんと、高校時代の家庭科のクラス!
家庭科なら女子がいっぱいいて、ガールフレンドが見つかるかも? そんな高校生らしい期待を抱いてクラスを選んだロイでしたが、ご本人いわく、「女の子のほうでは成功らしいものはなかったけれど」、料理が面白く、翌学期も再度、同じ家庭科クラスを取ったそうです。
「ロイズ・ワイキキ」のディナーメニュー、フォアグラと揚げだし豆腐。完全な和風味。ほとんど日本料理です。

「ロイズ・ワイキキ」のディナーメニュー、フォアグラと揚げだし豆腐。完全な和風味。ほとんど日本料理です。

その家庭科のクラスでサンクスギビングの料理を披露した際、ゲストとしてロイの料理を食したスクールカウンセラーから、「将来何になりたいんだね?」と訊かれ、一瞬戸惑ったというロイ。するとスクールカウンセラーが、「間違いない。君は料理の世界で成功すると思う」と。それが強く印象に残ったロイは、高校を卒業後、料理業界のハーバード大学と呼ばれるニューヨークのカリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカへ進学。卒業後はカリフォルニアのレストランで修業を積み、いくつかの有名レストランでチーフシェフを務めます。
2007年にオープンしたロイの34番目のレストラン、「ロイズ・ワイキキ」。

2007年にオープンしたロイの34番目のレストラン、「ロイズ・ワイキキ」。

その後1984年、ロサンジェルスに、最初のレストランをオープンし、カリフォルニアとフランス、日本の料理を融合させたフュージョン料理で成功をおさめます。
1988年、ハワイ・オアフ島のハワイカイ地区に「ロイズ・レストラン」をオープン。ハワイ産の食材を使い、ヨーロッパとカリフォルニアのスタイルにアジアのテイストをプラスした独特の料理に、やがて「パシフィックリム」という名が冠されるようになります。

パシフィックリム・クジーヌのシェフたちの料理本。手前はロイ・ヤマグチ。左上がサム・チョイ。

パシフィックリム・クジーヌのシェフたちの料理本。手前はロイ・ヤマグチ。左上がサム・チョイ。

ロイ・ヤマグチとともに、パシフィックリムのトレンドをけん引したのが、オアフ島ライエ地区出身のサム・チョイ。サム・チョイは1995年、カパフル・アベニューに「サム・チョイズ・ダイヤモンドヘッド」をオープン。こちらは2008年に閉店しましたが、1997年にオープンしたカリヒ地区寄りのダウンタウン、ニミッツ・ハイウェイにある「サム・チョイズ ブレックファスト・ランチ&クラブ」は健在です。

「THE HAWAII FARMERS MARKET COOKBOOK」表紙になっているのが左から、ロイ・ヤマグチ、アラン・ウォン、サム・チョイ。

「THE HAWAII FARMERS MARKET COOKBOOK」表紙になっているのが左から、ロイ・ヤマグチ、アラン・ウォン、サム・チョイ。

同じく1995年、アラン・ウォンがサウス・キング・ストリートに「アラン・ウォンズ・レストラン」をオープン。4年後には、アラモアナ・センターのメイシーズ内に、「パイナップル・ルーム」をオープンさせます。ちなみに彼はオアフ島ワヒアワ出身で、カピオラニ・コミュニティ・カレッジの料理学科を卒業しています。
パシフィックリム・クジーヌの流れを作ったとされるこの3人。いずれも、優秀なシェフに与えられる数々の賞を受賞。日本にも進出しています。3人のシェフの違いを、ナビの独断で、ごくごく大ざっぱに言い表すと・・・「大胆な味のロイ・ヤマグチ」「繊細な味のアラン・ウォン」「大らかな味のサム・チョイ」って感じでしょうか? グルメでも何でもない、一(いち)ナビの意見です・・・。

パシフィックリムについてのご意見!?

「Roy's FEASTS from HAWAII」掲載「グリルドチキンのマンゴーサルサとタロ(イモ)チップ添え」。ハワイの食材が鶏肉にマッチ。

「Roy's FEASTS from HAWAII」掲載「グリルドチキンのマンゴーサルサとタロ(イモ)チップ添え」。ハワイの食材が鶏肉にマッチ。

知り合いのグルメなロコに、「パシフィックリムについてどう思う?」と尋ねてみたところ、「値段を高くするための名前だね」と。それはいったい・・・? 「同じ料理でも、パシフィックリムという名前を付けることによって、より価値が上がるからね」うーん、シニカル。でもそのあとほかのロコにも同様の質問をしたところ、似たような答が返ってきました。パシフィックリムって・・・ロコにとってはそれほど目新しいコンセプトではなかったのかもしれません。中国、韓国、フィリピンなどアジア各国、特に日本の食文化は、ハワイに浸透というよりは、もはやハワイという土地のアイデンティティの一部になっています。
ハワイの食生活に「Shoyu」は欠かせません。地元スーパーのおしょう油売り場。

ハワイの食生活に「Shoyu」は欠かせません。地元スーパーのおしょう油売り場。

しょう油を「ソイソース」ではなく「ショーユ」と呼ぶハワイで、欧米料理にアジアのテイストを加えるというのは、ロコにとっては想定内だったのかも。ただし、アメリカ本土やヨーロッパの人々にとっては非常に新鮮だったのでしょう。

レストランめぐりが趣味の日本の友人は、「アラン・ウォンズ・レストラン」を訪れたあと、「つまりパシフィックリムって、西洋料理の世界におしょう油っていう、西洋料理にとっては新しい調味料を紹介したって、そういうことなのね」と納得していました。
地元スーパー「タイムス」で、ロイ・ヤマグチとサム・チョイのドレッシングを見つけました。お土産にいかがでしょう? 地元スーパー「タイムス」で、ロイ・ヤマグチとサム・チョイのドレッシングを見つけました。お土産にいかがでしょう?

地元スーパー「タイムス」で、ロイ・ヤマグチとサム・チョイのドレッシングを見つけました。お土産にいかがでしょう?

さて、知り合いのロコが、「値段を高くするための名前」と評したように、確かに、パシフィックリムといわれるレストランは・・・お値段お高めです。特に「ロイズ・レストラン」と、「アラン・ウォンズ・レストラン」はディナーのみの営業なので、手頃なランチをいただく、というわけにもいきません。もちろん、せっかくのハワイ旅行ですから、お高くいくのもイイですよね! だけど、「それほどの出費はしたくないけれど、本場のパシフィックリムを味わってみたい」という場合は・・・これからご紹介する「ロイズ・ワイキキ」のランチ&バータイムか、「パイナップル・ルーム」のランチタイムがオススメです。

ロイズ・ワイキキ Roy’s Waikiki

ワイキキ・ビーチウォークの中にある「ロイズ・ワイキキ」。ハワイを代表する高級ホテル「ハレクラニ」の斜め向かいにあります。夜はそれなりの雰囲気とお値段になりますが、ディナー営業前のランチ&バータイムは、ラナイで気軽にドリンクとアペタイザーをいただくことが出来ます。ランチメニューはなく、アペタイザーのみの提供ですが、同行者と何品か頼んでシェアすれば、満足できるランチになります。
毎日11時から17時まではランチ&バータイム。

毎日11時から17時まではランチ&バータイム。

ランチ&バータイムの予約は受け付けていません。

ランチ&バータイムの予約は受け付けていません。

フラッと入って冷たいドリンクと美味しいアペタイザーでくつろいで!

フラッと入って冷たいドリンクと美味しいアペタイザーでくつろいで!

ランチ&バータイムは外のラナイのみの営業。向かいにハレクラニ・ホテルが見えます。

ランチ&バータイムは外のラナイのみの営業。向かいにハレクラニ・ホテルが見えます。

「フライングドラゴン Frying Dragon」ウナギとアボカド、味噌焼きバターフィッシュ、マカダミアナッツのロール巻に、スパイシーなワサビソースが。10ドル50セントなり。ウ、ウマい~!

「フライングドラゴン Frying Dragon」ウナギとアボカド、味噌焼きバターフィッシュ、マカダミアナッツのロール巻に、スパイシーなワサビソースが。10ドル50セントなり。ウ、ウマい~!

枝豆はロコの定番おつまみ。「ロイズ・ワイキキ」の枝豆にはセサミオイル(ごま油)で味つけが。

枝豆はロコの定番おつまみ。「ロイズ・ワイキキ」の枝豆にはセサミオイル(ごま油)で味つけが。

「ロイのオリジナル・クラブケーキ スパイシーなセサミバターソース添え」ありきたりじゃない、力のあるソース。

「ロイのオリジナル・クラブケーキ スパイシーなセサミバターソース添え」ありきたりじゃない、力のあるソース。

アペタイザーが気に入ったらディナーの予約を入れても。

アペタイザーが気に入ったらディナーの予約を入れても。

奥には落ち着けるブース席あり。

奥には落ち着けるブース席あり。

パイナップル・ルーム The Pineapple Room

アラモアナ・センターのメイシーズ(デパート)に入っているのが、「アラン・ウォンズ・レストラン」よりも雰囲気もお値段もややカジュアルな「パイナップル・ルーム」。巨大ショッピングモール内という場所柄、ディナーよりもランチ営業が混んでいます。週末や祝祭日はもちろん、平日でも混んでいることが多いので、ランチの場合、オープン直後をねらうか、正午前後を外した少し遅めの時間に行くか、もしくは当日でも足を運ぶ前に電話で予約を入れておくのが安心です。
メイシーズ2階の婦人服売り場の奥にありますが・・・

メイシーズ2階の婦人服売り場の奥にありますが・・・

勝手知ったるロコは、お店に面したパーキングエリアに車を停めて

勝手知ったるロコは、お店に面したパーキングエリアに車を停めて

ドアツードアで、直接お店を目指します。

ドアツードアで、直接お店を目指します。

「アヒ(まぐろ)ステーキとフリカケ揚げ豆腐のサラダ」添えられたドレッシングは和風。ナイフ&フォークとともに、お箸も用意してくれます。

「アヒ(まぐろ)ステーキとフリカケ揚げ豆腐のサラダ」添えられたドレッシングは和風。ナイフ&フォークとともに、お箸も用意してくれます。

アヒステーキの下には、もやしや中国菜、揚げ豆腐などが。

アヒステーキの下には、もやしや中国菜、揚げ豆腐などが。

ハワイ在住の日本人にファンが多い「キングサーモンのお茶漬けリゾット」。

ハワイ在住の日本人にファンが多い「キングサーモンのお茶漬けリゾット」。

パンに添えられるのは、明太子バターのディップ。

パンに添えられるのは、明太子バターのディップ。

アラン・ウォンの著作「Alan Wong's NEW WAVE LUAU」に掲載されているアヒ(まぐろ)ケーキ。美しい!

アラン・ウォンの著作「Alan Wong's NEW WAVE LUAU」に掲載されているアヒ(まぐろ)ケーキ。美しい!

パシフィックリム料理、気軽にトライ!

ロイ・ヤマグチとアラン・ウォン以外のレストランでも、パシフィックリム料理は味わえます。あえて看板に掲げなくとも、パシフィックリム風のメニューを載せているレストランは結構あります。それだけパシフィックリムのスタイルがハワイの料理業界に浸透しているんですね。上記でご紹介しなかった「サム・チョイズ ブレックファスト・ランチ&クラブ」のほか、比較的お手軽にパシフィックリム料理が試せるお店はこちらをご参照ください!(「サム・チョイズ ブレックファスト・ランチ&クラブ」以外は、パシフィックリム・レストランではなく、メニューの一部にパシフィックリム風のお料理があります)
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記事内でご紹介した各シェフの料理本の一部は、ハワイの書店で手に入ります。(品切れや絶版の場合もあります)
眺めているだけでも美味しく楽しいパシフィックリムのシェフたちの料理本。 眺めているだけでも美味しく楽しいパシフィックリムのシェフたちの料理本。

眺めているだけでも美味しく楽しいパシフィックリムのシェフたちの料理本。

欧米とポリネシア、そしてアジアの融合・・・まさに近代ハワイの歴史と文化そのものを具現した味がパシフィックリム料理なんですネ。皆さんも、各国の人種と文化がステキに混ざり合うハワイを、ぜひ口から感じてみてください。
以上、ハワイナビでした!
関連タグ:パシフィックリム

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-06-02

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